アイツの子はカエル

ネタをほぼ日で書きます。 ろくでもない話ばかり。

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「余興」の「よ」

ei-ant.jpg

それにしても今年は結婚式が多い。
以前書いた弟の結婚式を含め、もう4回参加している。

どの結婚式も本当に良い結婚式だった。
新郎新婦紹介VTRはとても凝っていたり、両親への手紙は泣けるものばかりだった。

とてもいいスピーチも沢山聞くことができた。

もちろん僕の友人代表スピーチが微妙だったのは言うまでもないが…。
…そんな話はどうでもよい!!


             /)
           ///)
          /,.=゙''"/   
   /     i f ,.r='"-‐'つ____ そんな話はいいんだよ!!
  /      /   _,.-‐'~/\  /\
    /   ,i   ,二ニ⊃( ●). (●)\
   /    ノ    il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
      ,イ「ト、  ,!,!|     |r┬-|     |
     / iトヾヽ_/ィ"\      `ー'´     /

僕は結婚式の中でも『余興』というものは曲者であると言いたい。

老若男女に受け、身内ネタに走らず、そこそこ笑いがとれるものが好ましいが、
そんな余興は未だかつて僕は出会ったことがない!!

大体が酔ったおっさんの歌だったり、
女子達のキャピキャピウフフなウェディングソングの合唱や、
友達がやる超身内ネタものになってしまっているだろう。

image135.jpg

しかもたまに見てるほうが痛々しくなるものもある。

苦い、苦すぎるぜ、余興。

     ____
   /      \ ( ;;;;(
  /  _ノ  ヽ__\) ;;;;)
/    (─)  (─ /;;/
|       (__人__) l;;,´ 苦いぜ…
/      ∩ ノ)━・'/
(  \ / _ノ´.|  |
.\  "  /__|  |
  \ /___ /

そして僕にも余興には苦すぎる思い出がある。

あれは多分6年前ぐらい。
女の子の友人が結婚することになり、その結婚式での余興を頼まれた。
新婦の友人として招待されるのが初めてで、浮かれていたのか承諾してしまった。

ここからが地獄の始まり…。
Welcome to the hell!! である。


Welcome20To20Your20Hell.jpg

この頼まれた余興、さすがに一人ではキツイと考え、
招待客の一人でもある友人のM君も巻き込むことにした。

M君はOK!!むしろやる気満々であるのだ。

これはよい。
やる気のある奴に色々考えてもらおう。


そしてM君は

「俺達のやる余興には笑いが不可欠だ!!」
「よし、漫才をやろう!!」


090711_151701.jpg

とのこと。
かくして僕らの余興は漫才に決まってしまった。

漫才・・・これが本当に難しい。
まずネタ作りから始めたのだが、このM君まったくネタ作りには興味がないらしい。

「OK!OK!ケロひとに任せるよ!大丈夫、ケロちゃん理系だから」

   / ̄ ̄ ̄\
  / ─    ─ \
/  (●)  (●)  \.
|    (__人__)    |
\    ` ⌒´    /    n   まかせた!!
 ̄           \.    ( E) 
フ          /ヽ ヽ_//

と意味が分からない理屈と共に全部丸投げてきたのだ。

困った。
マジで困った。
非常に困った。


     困った!                  γ⌒) ))  困った!
        ___(⌒ヽ             / ⊃__
       /_ノ  ヽ、_⊂_ ヽヾ          〃/ / _ノ  ヽ、_\  
(⌒ヽ∩/((●)) ((●)) |(⌒ヽ       γ⌒)((●)) ((●)) \ ∩⌒) 
 ヽ  ノ| :::⌒(__人__)⌒ ::| ⊂ `、三  三 / _ノ :::⌒(__人__)⌒ 〃/ ノ
  \ \    )┬-|   / /> ) )) ( (  <|  |   |r┬(    / / ))
(( (⌒ )、 ヽ_ `ー‐' ,/ / / 三 ( \ ヽ \ _`ー‐'  /( ⌒)
  \ \ /                               / /

漫才用のネタなんぞもちろん作ったことなどなく、どうしていいかもわからなかった。
とりあえず僕はM-1だったり、オンエアバトルだったりのお笑い系DVDを片っ端から見て色々と勉強をした。

見れば見るほどわからない。

まず俺たちはどっちがボケでどっちがツッコミなのか・・

とりあえずそこだけでも決めなくてはと、M君に電話をした。

僕:「もしもし、Mか」

M:「おー!どうした?ネタできた?」

僕:「いや、まだだよ。つーかどっちがボケでどっちがツッコミかを決めなきゃ作れないよ」

M:「あーそこ!そこもまかせるよ」

……こいつ、さてはやる気ないな……

僕:「わかった。じゃあMがボケな」

M:「OK!OK!」

僕:「…んじゃ、できたら連絡するよ」

M:「はいよ!」

……こいつ、とりあえずどうしてくれよう……



なにかM君に制裁を与えるべきか考えていた…。
が、そんなことを考えている場合じゃなかった。

なんとかして台本を作らなければ…。

その時ふっと思いついた。
M君の軽さ、誰かににているな…と。

思い出した!
ザキヤマさんだ!アンタッチャブルの山崎氏である。


9-7545c.jpg

顎割れてないが、あのウソ臭さや、適当さ…そっくりだ!!

4c9d3acb_640.jpg


もう藁をもつかむ思いだ。

僕は
「M君がザキヤマ似」
というそんな些細なことだけを頼りに、アンタッチャブルのネタを見まくる。

『こ、これらのネタをアレンジすればなんとかイケる!!』

と僕は思い、DVDを見ながらパソコンの前に座った…。

         ____   
       / /  \\      
.     / (;;..゜);lll(;;..゜)\     ハァハァハァ…
    /   ⌒(__人__)⌒ \     これしかないだろ…
    |  ノ(  |r┬- | u  |    
     \ ⌒  |r l |    /    
    ノ  u   `ー'     \
  /´           u   ヽ
 |    l              \
 ヽ u  -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、.
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))

苦心で出来たネタをM君に見てもらう。

「ん~~まぁいいんじゃん!?」

軽い!!なんだ?!その軽さは!?
労い一つないのか、こいつは!!


少しカチンときてる僕はM君に言う。
「他に出囃子とか漫才中のSEとか必要なんだけど、どーする?」

そこでM君。

「それは考えてきた!」

まじか!?

M君からメモを渡される。
……メモを渡される?

「んじゃ準備よろしく!!」
M君よ、準備してくれよ…。


        / ̄ ̄\   
      / ∪    \      ____
      |::::::        |   /      \  
     . |:::::::::::  ∪  |  / ⌒   ⌒  \                  
       |::::::::::::::    |/  (●) (●)   \  準備よろ!!
     .  |::::::::::::::    } |    (__人__)     | 
     .  ヽ::::::::::::::    } \   ` ⌒´     _/ 
        ヽ::::::::::  ノ   |           \
        /:::::::::::: く    | |         |  |
-―――――|:::::::::::::::: \-―┴┴―――――┴┴――  
         |:::::::::::::::|ヽ、二⌒)

結局、典型的な『NO』と言えない日本人の僕は『NO』と言えず準備することになる。

そして当日。
僕は朝から食事も喉を通らないほどの緊張…。
M-1には俺出れないなぁ…と実感したとかしないとか…

…結婚式…披露宴…と難なく進んでいく…。
進むごとに緊張は増していく…。
背中の膨大な汗…。
食事は全く手をつけられない…。

緊張はMAXに近づいていた…。

そして本番。

「行くぜ!!相棒!!」とM君。

    ―― [] ]   / ̄ ̄\ 
   | l ̄ | |   /  ー  ‐\
   |_| 匚. |   |   ( ●) ( ●)
      | |   |     (__人__)
       |_|  .|      ` ⌒´ノ
          |        } 
 [] [] ,-  r⌒ヽrヽ,    }
   // /  i/ | __  ノヽ      _____
 匚/ ./  /  /      ) __  . / ー  ー\
    / /  /     //  \. / ( ●) ( ●)  
   /   ./     / ̄、⌒) /     (__人__) \ 
   .ヽ、__./     / ⌒ヽ ̄  |       ` ⌒´   |
       r    /     | /  \     i⌒\   / 
     /          ノ    / ⌒ヽ, _.ヽ  .\/  
    /      /    /   ./     |./ー、\   \ 
   ./    //   /i,        ノ    \^   .i   
   /.   ./ ./  /、/ ヽ、_../   /      .  ヽ、__ノ
  i   / ./ / .| ./  //  /      
  i  ./ .ノ.^/  .ヽ、_./ ./  /  
  i  ./  |_/      ./ /      
  i /          ノ.^/  
 / /          |_/ 
 (_/

こいつ、緊張していないだと!?
……すごいなぁ、お前は…。


マイクの前に立つ。
目の前にはこちらを見る数十人の顔、顔、顔…。

最初はつかみだ。
緊張の中、僕はネタを始める。

周りからクスクスと小さな笑いが聞こえてくる。

滑り出しは上々だ。
僕も少し緊張もほぐれ、快調に続けていく。

ここで大きいオチ、多くの人が笑ってくれるネタが来る。

『いっけぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!』

 \    \
  ヽ\、  ^\
\ .\\ヽ、   ^\、
 \ .\\ヽ \    |\
  \. \  \ \    λ\、
   \  \  \ \      \、
    \.  \   \ \      ^ー)\
     \  \.  ´⌒ヽ,⌒ヽ,_       ^)\、
      \  \.    人  λ\  ____   ^)\λ
       \.  「\    、  ヽ./ _ノ ヽ、\     |
        \ \ \    ヽ./ ( ○)}liil{( ○)   て    
         \  \ .\ ./     (__人__) .\   (        
          \  \ ^|       |!!il|!|!l|   |   r'"
            Z_ . ヽ、_\     |ェェェェ|   /   て
             Z_   .\______/    (
               Z_               r'"
                 Z、、            (
                  ⌒ゝ人/^ゝ人/^ゝ人/^

……………あれ?
………………失笑。
これが……すべるか…。


090109.jpg

一気に空気が冷える。
僕も緊張がぶり返す。

やっべべべべべべべべべべべ!!!!!!!
い、い、い、いかん!!
何?この尋常じゃいない汗は・・・!?


                     _____  
           r⌒ヽ、   .  / ー  ー\
          / \  \. / ( ○) ( ○)  
         _/ / ヽ   /U U  (__人__) \  
        〈__/  . |  | U     ` ⌒´   | 逃げていいっすか…
             /  .\     i⌒\   / 
            ./   / ⌒ヽ, _.ヽ  .\/
        .__   r  /     |/ー、\   \ 
       ."ヽ |  i,        ノ   .\^   i
         .| ヽ./ ヽ、_../   /     .  ヽ、__ノ
         .i /  //  ./   
         .ヽ、_./ ./  /    
             ./ /      
           .ノ.^/   ダッ
           |_/  


僕の焦りは半端なかった…。
ネタも飛んだ。
もう目の前がホワイトアウトしそうになった。

       / ̄ ̄ ̄\
     / ─    ─ \
    /  <○>  <○>  \.
    |    (__人__)    |
    \    ` ⌒´    /
    /              \

しかし救世主はいるものだ…。
M君のアドリブがうけた!!
こいつ天才か!?


助かった!!!
僕は安堵する。
しかし漫才は続く。

suberu.jpg


再びオチはウケず、スベる。
また焦る僕…。
M君のフォロー
爆笑!!


僕は漫才をしながら考える。
『あれ?これ台本いらなくない?台本無い方が面白い?』

       ____
    /      \
   /  ─    ─\
 /  U ,(○) (○)、\
 |    U  (__人__)    |  おれ、いらないなぁ…
 \     ` ⌒´   /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||

そして僕の初めてのステージは終わる…。
なんだか複雑な気分だ…。
なんて苦い気分だ………。

そして帰るときに新婦の友達から余興の感想をもらう。
「お、面白かったよ!でも少し難しかったかな……」

『……でも少し難しかったかな……』
なるほど……そんな笑いの感想もあるのか……。

ごろー

要するに『つまらなかった』とのことだな。

あははははははははははは…………。

帰りの車の中、僕はお通夜の帰りのようだった……。
M君は
「どんまい!良いネタだったよ!」
とのこと。

そりゃ、お前はいいよ!
アドリブがウケてたんだからな!!


一緒に行った女の子たちにも慰めの言葉をいただいた。
しかし今の僕には慰めは心の傷に塩塗る行為と同じである。
……もう死にたい……

              トイ
              トイ
              トイ
             i三i
            〃   ヾ、
           〃      ヾ、
         〃         ヾ、
       〃    ____    ヾ、  イクワ…
      〃   /      \   ヾ、
     ||   /  ⌒   ⌒\   ||
      || /   (― ) (― )\ ||        
       ヾ,|    ::::⌒(__人__)⌒:::::|//
      (⌒)、_       ̄   _,(⌒)
     / i `ー=======一'i ヽ
     l___ノ,、          ,、ヽ___i
         l          l

かくしてこの事は僕の心に深い傷を負わせ、二度と余興はやらないと決めた…。

そして僕の結婚式のときには、僕と同じ苦い思いを誰かにしてもらおう…
いや、絶対させる!!と心に誓った。


そう!!それは・・・貴様だ!!!

imagesCAD0W15A.jpg

え!?
「だからおまえは結婚とか無理だろう…」って!?

……………………………………。
…………………………………。
なるほど…僕の人生自体が苦いのな。


   / ̄ ̄\ 
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)                     ____     苦い人生だ…
. |     (__人__)                   /      \      
  |     ` ⌒´ノ  しらねーよ、カス      /ノ  \     \ 
.  |    .    }     ____        / (○)  (○)    \
.  ヽ        }    /      /        |  ∥(__人__)∥     |
   ヽ     ノ    /     /        \.∥_⌒´ ∥__/
   /    く     /     /         /:::∨<;;;>∨:::::::::::::::\
   |     \    /     /         ∧:::::::ヽ/;ヾ/::::::::::::::::::::::ヘ
    |    |ヽ、二⌒)___/         /::::ヽ:::::::ヽl/:::::::::::::::::::::/::::ヽ


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